若年性アルツハイマーの夫との日々

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<<   作成日時 : 2012/08/12 10:01   >>

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夫が就寝後、何度か起き出すのは最近では生活の一部になったと言ってよい。
私が隣で寝ていても起きることに結局変わりはありませんでした。

夫を見ていると、きっちりタオルケットを掛けてまっすぐに寝ているのですが、急にむくっと半身を起こす。
それから静かに立ち上がり、部屋を出て、何をするでもなく居間の真ん中に立っていたり、鏡の前に居る。
迎えに行くまでは自らベッドには戻りません。

私には、夫が自分の意思で起き上がっているようには思えない。
暗いのが苦手な夫の為に寝室の電気スタンドが点いているから夫の表情も分かります。
眠るのが得意だった夫は、今、嫌々ながら起きている、そんな気がします。

私が連想するのは、パジャマ姿の女の子、両腕を前に伸ばした格好で目を閉じたまま起き出して
外の野原に裸足で出ていく。昔々のテレビドラマの見過ぎだろうか。

しかし、我が家と同様に夜中に起き出すという同じ病気のご主人の話を読めば、また別の事が頭に浮かぶ。
地球征服を目論む宇宙人が、夜になると一斉にアルツハイマーのビームを放出、とっ捕まった夫達が
意思に反してその度に起き上がる。

私に出来るのはこんな程度の想像だ。
まあ今のところは外に出る気配もなく、従って宇宙人に連れ去られることもない状況です。

夫の大らかな笑い声が滅多に聞かれなくなったのは残念なことですが、先週は面白いことがありました。
一緒に入浴すると、夫はいつも一足先に出て体を拭いています。
私は、のんびりとはいかないが湯船に浸かる。

洗面所でハハハ、という夫の愉快そうな笑い声が響いた。びっくりして ドアを開けて どうしたの?
夫はまだ裸でバスタオルを持ち、鏡の前にいる。

いいの、男には男の話があるの。 

夫は、男同志の 裸の付き合いを 鏡の中の自分としていたのかね。

やっぱり夫自身が宇宙人に見えてきた、そんな瞬間ではありました。 














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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
宇宙人のお話…面白いです!笑い話に変えて過ごさなければ、長続きしませんよね。毎回新たな思わぬ行動に 驚きながらも落胆しながらも 毎日を乗り越えなければならないのですから。
薬の効果も そろそろ期待できなくなってきたのでしょうか?
ほんとに宇宙人に一晩連れ去られ 朝になったら病気が治って 病気だった事を忘れて 普通の生活に戻らないかな〜。
できたら、病気が発症した年齢に返ってやり直したい! 
robinさんのブログで今日も明るくなれました♡
mama-chan
2012/08/19 00:22
はじめまして。
2週間ほど前に52歳の夫が若年性アルツハイマーと診断されました。
ちょっと物忘れがひどくなったくらいに思っていたので、頭が真っ白になりました。救いを求めてネットでいろいろ調べましたが、絶望と無力感だけが残りました。ずっと泣き暮らしていて泣き疲れたころにこちらのブログにたどり着きました。主様のように私も強くならなければ。これまでずっと夫に頼って生きてきました。性格に難があり友人のいない私には夫がすべてでした。10年後の定年後の二人の生活を楽しみにしていました。でも、私たちには10年後はたぶんありません。これからの生活をしっかり考えなくてはと思いました。泣いてはいられません。ありがとうございました。
nazuna
2012/08/22 17:52

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