若年性アルツハイマーの夫との日々

アクセスカウンタ

zoom RSS 若くないっす

<<   作成日時 : 2017/03/03 12:35  

トラックバック 0 / コメント 3

季節は巡ってまた春が来ました。

これだけ間が空いてしまうと、何から書くべきなのか分からなくなります。
夫の言葉など心に残った事は、後から書くつもりで頭の中にメモるのですが、その内いつの間にか忘れて
しまい、そういう状況が少なくなってきているだけに、残念で悔しくなることもありますね。

夫のその後の変化で言えば、トコトコ、ドコドコといった言葉の連続を延々と繰り返したり、メロディにならない
音階に近い音をひたすらハミングし続けたりし、それは不安が高じたような時には余計に激しくなるようで
入浴時には私のストレスがその分増加。罵声もきついがこれも応えます。

その影響か私もとうとうご乱心、夫の拒絶反応を恐れて長期間布で隠していた姿見や洗面所の鏡の覆いを、
ええい、ままよと飛びついて全部剥ぎ取ってしまいました。
私自身、自分の顔も見ぬまま一日過ごす事がだんだん当たり前のようになってきて、こんな事で良いのかと
次第次第に焦燥感が募ってきて、ある日爆発したのだと思います。

紐でくくった洋服ダンスの取っ手や開かずの引出しの不便は我慢出来ても、鏡の件では息が詰まった。
鏡の面積分、部屋の明るさが戻って正直ほっとしました。夫も案じた程の変化はなかったから、今までの忍耐
はいったい何のためだったのか。

夫の歩行はますます緩慢、ひと通り部屋と廊下をそろそろと移動した後は、ベッドに半分もたれかかる。
今までいろいろ試して歩かせたが、いよいよ動かない積もりかな。

最後の手段、向かいあって両手を繋ぎ、早足だよ、と思い切り夫を引っ張って廊下の端までバックした。
意外なことに夫は怒りもせず、へっぴり腰ながら私の号令に呼応してイチニ、イチニッと付いてきた。
むしろ楽しんでいるとも見える。いつもの何倍も速いから最近はもっぱらこれです。

実は夫は相変わらず家にいて、状況は何も変わっていません。
でも私が慣れたか、夫が衰えたのか、拒否の度合いはピークから下がっています。
夫を一人にする時間も結構あって、決して満足な事は出来ていないが、しばらくはこのままを続けよう。
今まで頂いてきた言葉を栄養源に、今後に備えて力を蓄えたいと思います。

ところで私の白髪は全体の半分近くになり、信じられないでしょうがメッシュが結構気に入っています。
白髪を染めるとあなたは5歳若返る、という広告を見ても心を動かされません。
たとえそうでも どうせ瞬間芸みたいなもんざんしょ、と。

ところが水道の修理で業者を呼んだ時のこと。
電話の声と、実物の私が、きっと相当差があったんでしょう、パッキンを取り付けながら
声が若いっすよねえ、そう言われませんか?

瞬間芸でもなんでもやったろかいな。











テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
robinさん

廊下でのご様子、目に見えるようです。
まだまだ大丈夫ですね。
どんな介護サービスを受けるよりも
ご主人にとってrobinさんとの日々が最高なんだと思いました。

前記事のrobinさんの白髪染めのお話を読んでその時
私も期限を決めました。還暦は過ぎているので六五才で止めようと。
年末にその誕生日を迎えるのでそれまで[瞬間芸]にすがろうかと。

にしてもなんと的を射た表現なんでしょう!!
robinさんのブログにおじゃまするのは
そんなユーモアにふれたいからかも。

がんばりましょっ!!
Keiko
2017/03/05 15:14
ご主人の介護の苦労お察しします。記憶があいまいになるだけではなく動作も緩慢になるのですね。でも廊下で手をつないでイチニイチニと歩いているのはほほえましくもなります。御主人にとっては大切な二人の時間かも知れませんね。
頑張ってください。何もできませんが久しぶりの更新何度も読み返しています。
イーちゃん
2017/03/07 12:09
何度も訪ねたのに、初めてのコメントです。

主人は平成18年5月 62歳で認知症と診断されました。この11年色々なことがありました。過ぎ去ってみれば、何事もなかったのかな?・・・そんなはずない!
経験したものでなければ解らない!

主人はデイサービス・お泊り(ショートステイではなく自費)を7年間利用、良いところに恵まれました。
途中、暴言で、同系列の他のデイを利用せざるをえなくなったこともありました。
今は5ヵ月前より老健に入所。そのきっかけは・・・・

段々歩くのが遅くへっぴり腰でゆっくりゆっくりしか歩けなくなっていたのが、昨9月蜂窩織炎で3週間入院。退院後益々歩けなくなり、ribonnさんと同じ、両手をもって歩いてもらっていました。でも足を上げることができず、結局私がひきづって無理やり移動。その結果、踵に無理がかかり、褥瘡が発症。2か月の入院となり歩くことは勿論立つことも出来なくなり、私一人の介護では無理になってしまいました。
その結果の入所です。  毎日食事介助に行って様子を看ています。
診断12年目に入り、会話は勿論、言葉も出ず、意思の確認が取れません。
自分では何一つできず、移動は勿論寝返りも出来ません。全介助です。
それでも、時々分かるのかニッコリしてくれる笑顔を見に、毎日通っています。

廊下を手をもって歩いているとの記事を拝見し、老婆心ながら、私と同じにならなけれがいいがと思わず、コメントしてしまいました。

今は怒ることもなく穏やかにしていてくれるだけでいい、触れれば温かく血の通った主人でいてくれればいい、いつまでもいつまでもと願うばかりです。

本当は一緒にいたい、一緒に寝たい、一緒に出掛けたい、話したい、笑いたい・・・
わーこちゃん
2017/06/27 13:41

コメントする help

ニックネーム
本 文
若くないっす 若年性アルツハイマーの夫との日々/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる