若年性アルツハイマーの夫との日々

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<<   作成日時 : 2015/10/26 03:33   >>

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夫の運転免許はずっと以前に失効しています。

夫の場合、車が好きだっただけに運転に固執するのではないかと一時心配したものの
それは杞憂でした。
私が運転、自分は助手席、それが何度か続いたら そういうものかと達観したのかもしれないし、
自ら諦めたというよりは 車への愛着や関心自体を失っていったのだと思います。

しかし、今でも車で出掛けるよと言えば嫌がる様子もなく、また長時間の乗車経験はないものの
途中で降りたがりもしないから、ほんのかけらでも記憶があるのではないかしら。

シートベルトを着けて、これをしないとサツにピピーッとやられるんだよ、と言うと大体笑うので
この上品な言い回しは車に乗った時の私のオハコになっています。

先日の事、助手席で全く動かず無表情の夫が気になって、大丈夫かい? と声を掛けたら
大丈夫だよ、そっちは? と返してきたのでドキッとしました。
やりとりのある会話なんて最近は滅多にない。 体勢整わず、お陰様でと口走りました。

夫は現在まで、若年性のアルツハイマー型認知症以外の病名は考えられない程、忠実に
その特徴を再現してきました。

最初に病院に行くまでに、夫に果てしない苦しみがあったと迄は思わない。夫は勿論忘れる事の
不安や劣等感を秘かに抱えていたのだろうけれど、病気だとは思わぬまま、進行したのだと思う。

でも同じアルツハイマーでも、何年も、あるいはずっと、病気だという事を理解出来ている人もいる。
自覚し、考えを述べる事が出来る人。 自分の事は自分で決めさせて、と言える人だ。
この差はとてつもなく大きい。アルツハイマーT型、U型とでも分類したいくらいだ。

分からない事だらけの人間の脳、 どこかの細胞が消えるか残るかでその差が起こるというならば、
そんな病気をいつ誰が治せるというのだろうか。

それにしても、場面場面で急に怒り出す夫には今だに慣れません。
もはや私に関する記憶など全て消え去ったかと思うほどの激しい怒り。
夫の新しい一面などと悠長な事も言えず、怒鳴った事を覚えていない夫に、すぐにっこりも難しい。

そういう時間はどうしてもあるのだけれど、それでも再び、夫の事を心底大切だと思わせるのも
やっぱり私の頭の中にある記憶のなせる業なんだろうと。








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