若年性アルツハイマーの夫との日々

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zoom RSS なんか変

<<   作成日時 : 2012/11/16 08:09   >>

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9月が過ぎ、10月が過ぎ、今月も半ば、随分と怠けたものです。

足取りも軽くとまではいかないが、散歩の時間が増えました。
近場の公園には、 二人の手を繋いでも足りないだろうと思うほどに太いけやきの大木が
ひっそりとあります。なんだかパワーを貰えそうな気がして柵越しに木肌に触れてみた。
少しひんやりしている。

夫にも触ってみなよと言ったら、神妙な顔をして竹の柵にタッチ、いったい何をしとるんだ。

夫は私が何を言っているのか、何を伝えたいのか、多分ほとんど理解出来ないだろうと思います。
でも、私を怒らせたり悲しませたりしたくないし、そういう姿を見たくない。
だから、ともかく何かしらやってみる。

夫の病気は進んだけれど、その夫の何かしらは時に私を和ませてくれます。
そこに夫なりの気遣いを感じるからかもしれません。

最近は家でもお酒はほとんど飲まない、その分こちらの酒量が増えた。
形だけ、お猪口に日本酒を注いで 乾杯だ。
夫はお猪口を持ち上げるのも忘れている。 持って持って。
やっとお箸を置いて持ちあげたのは茶碗だった。 かんぱーい。

ある日は、私が座る前に 黙って箸を持って食べ始めるから、品の良い私はイラッ。
頂きますは?   頂きまーす。 その時不穏な空気を察知したらしく  一応もう一回言っとく?
夫のセリフが、雰囲気を一変させました。

自分の好物、箸の使い方、食べ方、食べる順番、もし夫がまた思い出す事があったら
さぞかし今の自分にびっくりして悔しがるだろう。
鮨の食べ方、醤油のつけ具合、おいしく食べるために夫にはこだわりが結構あったのだ。

最近はさすがに外食は減ったが、それでも月に何度かは出掛けます。
この間は、膝にポロッと何かこぼして夫がズボンのポッケのハンカチを取り出した。
と思ったら、白いソックスがするすると現れる。あれまと反対のポッケに手をやれば予想通りのもう片方。
ペアーで持ち歩くなんぞは やはりきっちりした性格の名残りか。

食事と夫のマジックショーを楽しんだ後、会計。夜は冷えるから二人とも薄手の黒い半コートを着て外に出る。
夫がなかなか付いてこない。 なんか変だ、とファスナーをいじっている。

夫にはファスナーが扱いにくいのを知っている私がどれどれと近寄って気が付いた。
夫がいじっているのは私のコート、私が取り違えておまけにそうとも思わず歩いていたのだ。
この時に限っては、と言っておくが、私も相当変だったなあ。




























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久々の書き込みに、あぁ無事に過ごされてて良かった、と安心し
その反面、あなたを想って胸が痛くなりながら読みました。

私には、アルツハイマーの家族はおりません。
でも、体は健康そのものの母が、初期の認知症で通院をしています。
昨日も、ちょうど母を連れて受診に行ってきたところです。

robinさん、母のことで調べていた時にこのブログを拝見したのは、
もう半年くらい前です。それからずっと、毎日見ていました。
あなたのセンスのある文章の中にすら、どれ程大変で筆舌に尽くし難い
ご苦労や想いがあることが、切ないほど感じ取れます。

どうぞ、あなたのそのユーモアと知恵で、毎日を少しでも楽に暮らせる
ことを、心から祈って、これからも見させていただきます。
私も、うつ病の夫と認知症の母、どちらも時々叫びだしそうになるほど
行き詰る時もありますが、心の目をモノクロにしないよう、
友人や家族に助けてもらって、色をつけています。

誰よりも、あなたの心と体を大事にして下さいね。
それが、愛しいご主人の為でもあるんだから。
ねね
2012/11/16 15:14

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