若年性アルツハイマーの夫との日々

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<<   作成日時 : 2007/12/27 12:26   >>

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その日、夫が帰ってきたのは夜10時過ぎでした。
終わるのが8時10分、それから片付けて地下鉄に乗って1時間。
帰りが大変だった、と言う意味は、暗くて道が分かリにくかったからです。

とても疲れた様子で、夕食の後はすぐ寝るような時間、でもレッスンが無事に
済んだことは分かりました。持っていったノートにも、出欠などがついています。
夫から聞いた生徒さんの様子などは後から思い出せるように書き足しました。

時間がわかんなくなっちゃうんだなあ。
40分のレッスンを終わらずに、次の人が待ってます、とノックされる事が何回か
あった様子や、コーヒーをこぼしちゃった、と話す様子、私は不安になりましたが
ともかく出来たのだからと、自分に言い聞かせました。

11月、2回目のレッスンはすぐ1週間後に来ました。

この日は4名が欠席で、休める時間があったことも帰ってきて分かりました。
教室にコーヒーのポットを忘れてきた事を気にしています。
帰りに地下鉄の出口を間違えた、とも。

話を聞くうちに、教室にも出席簿があって、そこにも記入するらしい事が分かりました。
2つのこと出来ないよ。 
自分のノートと出席簿、2種類の違う書き方に戸惑ったのだと思います。

夫の様子を見て、私自身、自分の気持が見えてきました。

私は、夫が私の知らない所で、見えない所で、一人前に仕事を終えてくれる事を
望んでいたのだと思います。昔のように、病気の前のように。

夫が出来ると言った事を、私は何とかやり遂げて欲しいと、ただ願っていただけでした。

今、夫は教える事は出来ても、夜の道や、時間のやりくりや、人との世間話や、
2種類のノートに疲れきってしまっているのです。

自然に言葉が出ました。 次は一緒に行こう。






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